職歴のある人がハローワークを利用した方がよい理由
なぜ、職歴がある人は利用すべきなのかというと、ハローワークから求人応募する人の質に要因があります。
これは人事をしている知り合いに聞いた話なのですが、ハローワークで募集をかけて応募してくる人は、自社が求めている人材からはほど遠い人が多いと言っていました。
どの企業でも当てはまるわけではないと思いますが、きちんとした職歴を持っていて、応募先が求める職務経験があるのであれば、選考において相当有利に事が進む可能性が高いのです。
そもそも転職を考えている人は勤めながら転職サイトを利用して転職活動をするので、ハローワークを利用することはまずありません。
そのため、あなたが相応の職務経験を持っているなら、転職サイトを避けて、ハローワークを利用して転職活動するのも一つの手です。
ちなみに、ハローワークは在職中でも利用ができますが、時間の都合がつかない人が多いので、在職中の人にはあまり向いていません。
あなたが退職してすぐであれば、即ハローワークへ行きましょう。
ハローワーク利用の問題点
職歴に関係なくハローワークを利用する上での問題点が3つあります。それは、職業相談員の質、求人の質、求人企業の質です。
まず最初の職業相談員の質ですが、民間の転職エージェントと違って営利目的ではないので、求職者が転職・就職に成功しようがしまいが給料は減らされることもなく毎月支払われます。そして、応募書類作成や面接アドバイスのプロではないので、転職サポートという面では期待できません。
たまに、元転職エージェントや企業の人事部にいた人が契約職員で働いていることもありますが、そういう人に当たるのは運次第です。しかもその人が転職支援が上手いとは限りません。
次に求人の質ですが、やたら給料の良い求人を見かけることがあります。しかしそのような求人は危険です。そもそもハローワークには大手企業ではなく中小企業の求人が多いので、その規模に見合った給与であるのが普通であるからです。また、給与面だけでなく頻繁に求人を募集している場合も危険です。
最後に求人企業の質ですが、大手企業の求人は全くないとは言いませんが、ありません。あるとすれば、障害者雇用の求人です。
ハローワークには中小企業の求人が多いと書きましたが、その理由は採用にかけるお金がないか、あまりかけたくないという事情があるからです。ハローワークは企業も無料で募集をかけることができるので金銭的なメリットがあるのです。そういった背景から待遇の良い求人はあまり期待できません。
それでも職歴のある人にとってはお得
もしあなたが何らかの事情で前職を辞めてしまいブランクが1〜2年間あったとしても、正社員の職歴が3年くらいあれば、職はすぐに見つかります。ハローワークが求人募集をしている企業に対して、求職者のポテンシャルを見てくださいと言っているくらいなので。
ただし、給与面では下手に出ないといけません。それでもいくら事情があるとはいえブランクが2年もあったら、再就職は難しいので、職が見つかるだけでも幸運なのです。
そのため、ブランクの無いあなたが例えば、営業、エンジニア、看護師などきちんとした職歴を持っていれば職はすぐに見つかりますし、待遇面での交渉も多少強気に出てもよいでしょう。
ハローワーク体験談
会社を辞めて失業保険を貰うためにハローワークに手続に行ったことがあります。そしたら、凄い数の人が並んでいて、手続きに時間がかかりました。
手続のついでに職業相談と求人検索をしてきました。求人検索をするとたくさんの求人がありました。
仕事を選ばなければ職に就けるわけですが、どうしても人間というものは欲があるもので、少しでも給料が高い、休みが多い、以前の仕事と同じ仕事というようにどんどんと条件を付けていくうちに該当する求人が減っていきます。
私は幸いなことにハローワークで見つけた求人に応募して、採用されました。
ハローワークで募集している求人は転職サイトや転職エージェントにある求人よりも募集条件が下がったり、求職者の質が下がるために、先述の通り、一定の職務経験のある人にとっては逆にチャンスだと思います。
ちなみに、私は看護師ではないのですが、医療系の求人も見てみると、たくさんありました。看護師さんもやめる人が多いのでしょう。常に需要があります。
ハローワーク経由だとなかなか給与交渉というのは難しいので、その場合は看護師専門の人材紹介会社に登録をして、求職活動をするのが良いと思います。
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まとめ
ハローワークは職歴があるとブランクがあっても転職・就職がしやすいです。しかし、民間の転職エージェントのような質を求めることは難しいです。
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