ハロートレーニングが経験のない人に適している理由
なぜハロートレーニングが未経験に不安を抱えている人に適しているのかというと、スキルが身に付くからです。
スキルを身に付けるコースは公共職業訓練と求職者支援訓練に分かれていて、雇用保険を受給できる離職者、求職者、在職者、学卒者、障害者は公共職業訓練、雇用保険を受給できない離職者は求職者支援訓練に該当します。
それぞれのコース内容は、対象者、実施機関によって異なります。代表的なものを挙げると、IT、事務系、デザイン、建築、介護、製造、サービス、理美容、Web設計、第二種電気工事士、宅建士などがあります。
ハロートレーニングの注意点・問題点
ハロートレーニングを利用するにあたっては注意すべき点があります。それは次の4つです。
- 在職者、学卒者は有料
- 対象者によって訓練期間が異なる
- 定員数がある
- 受けたいコースが無い時がある
在職者、学卒者は有料
ハロートレーニングは公的なサービスなので基本的には無料なのですが、在職者と学卒者に関しては有料になっています。(一部テキスト代は離職者、障害者も有料)
対象者によって訓練期間が異なる
ハロートレーニングは一律のトレーニングではありません。対象者によって訓練期間が異なります。時間が取れる離職者は2〜6ヶ月(1〜2年の訓練もあり)、学卒者は1〜2年と長期間ですが、在職者は数日間と短くなっています。
定員数がある
申し込んだら全員が訓練を受けられるわけではありません。コースにもよりますが、書類選考、筆記、面接で訓練受講者を選別します。
受けたいコースが無い時がある
職業訓練は各都道府県によって受けられるコースが異なります。そのため、自分が就職・転職したい職業があって、そのスキルを身に付けようと思っても受けられるコースが無いことがあります。
総合的に考えてもハロートレーニングは良い
注意点を踏まえて総合的に考えてもハロートレーニングを利用した方が良いです。その理由は次の通りです。
- 就職率は公共職業訓練が約80%、求職者支援訓練が約60%
- 在職者でも受けられるコースがある
就職率は公共職業訓練が約80%、求職者支援訓練が約60%
ハロートレーニングで職業訓練を受けた人の就職率は良いです。公共職業訓練において、学卒者は約97%、離職者向けは施設内が約85%、委託が約73%となっています。また、求職者支援訓練は基礎コースが約57%、実践コースが約65%となっています。全体では公共職業訓練が約80%、求職者支援訓練が約60%となっています。
在職者でも受けられるコースがある
ハローワークが仕事を辞めた人が行くところだと思っている人が多いように、ハロートレーニングも仕事を辞めた人が再就職のためにスキルを身に付けに行くところだと思っている人が多いです。実際はそうではありません。離職者や学卒者、障害者と比べると訓練期間が数日に限定され、有料ではありますが、受けられるコースがあります。
今後必要とされるスキル
ハロートレーニングを受けるのであれば将来に役立つスキルでコースを選んだ方が良いです。では、将来に役立つスキルは何かというと、プログラミングです。
プログラミングスキルがなぜ将来に役立つのかというと、人材不足だからです。携帯電話の5Gや家電のネット化、自動運転、人工知能など、これからIT技術がさらに必要とされていきます。しかし、これらの需要に対して供給が追いついていません。そのため、2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。
こういった状況なので、今あなたがプログラミングスキルを習得しておくことは就職の面でも、給与面でもプラスになります。だから、ハロートレーニングでプログラミング関係のコースが受けられるのであれば、受講しましょう。
一方で、自分の住んでいる地域で受けられるハロートレーニングのコースで、プログラミング関係のコースが無い場合は、お金がかかりますが、民間のスクールやネットのプログラミングスクールを受講しましょう。
まとめ
ハロートレーニングが未経験に不安を抱えている人に適している理由はスキルが身に付くからです。
このハロートレーニングを利用する際には注意点が4つあります。
- 在職者、学卒者は有料
- 対象者によって訓練期間が異なる
- 定員数がある
- 受けたいコースが無い時がある
そして、利用した方が良い理由は2つあります。
- 就職率は公共職業訓練が約80%、求職者支援訓練が約60%
- 在職者でも受けられるコースがある
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