ハローワークの就職面接会が書類選考なしの理由
ハローワークで就職面接会に参加する企業は書類選考を行わないのか皆さん疑問に思いますよね。実はその大きな理由は人材を上手く確保できていないからです。
ハローワークを利用する企業は中小・零細企業が多いのですが、採用にお金をかけられないところが多く、採用担当者も専任で置いているとは限らないので、人材を上手く確保できていないのです。
これは、人手不足だからという問題ではなくて、単純に昔からある問題です。とにかく職を求めている人が集まるところで採用活動をするためには、ハローワークは最適だ。無料で求人募集ができるから利用しようということで、ハローワークで就職面接会を行うのです。
このように人材を採用したがっている企業に応募する方があなたの就職の確率も高くなるのでお得です。
ハローワークの就職面接会の注意点・問題点
書類選考なしで面接が受けられるのは、書類選考で落ち続けている人にとっては確かに良いことではあります。しかし、問題点もあるので確認しておきましょう。
- 自分の希望する業種・職種の企業が無い
- ブラック企業の可能性もある
- 地域によって選択肢に差がある
自分の希望する業種の企業が無い
書類選考なしなのは良いのですが、自分の希望する業種の企業がないのでは全く意味がありません。特に、ミニ面接会は企業が2〜3社しか参加しないのですが、特定の業種に偏ってしまうので、なるべく多くの企業が参加する合同就職面接会に行きましょう。
ブラック企業の可能性もある
ハローワークの就職面接会に参加する企業は絶対にブラック企業でないという保証はありません。そもそも書類選考をするというのは、応募者がたくさんいるか、自社により合った人材を取りたいからなのです。しかし、書類選考が無いということは大げさに言えば、誰でもいいみたいなところもあります。そういう企業は離職率も高いことが多いのです。
地域によって選択肢に差がある
大都市圏であれば就職面接会に参加する企業も多くてバラエティーに富むのですが、地方になると企業数も大都市圏ほどではなくてお馴染みの企業ばかりなるので、選択肢が限られてしまいます。
それでもハローワークの就職面接会に行った方が良い
ハローワークの就職面接会の注意点・問題点を見て、やはり止めておこうと思った人もいるかもしれません。それでも就職面接会には行った方が良いです。その理由は次の通りです。
- 面接の練習になる
- 合同就職面接会になればまだマシな企業がある
- 人生の岐路に立っている職歴なしの人はチャンス
面接の練習になる
ハローワークやジョブカフェでは専門の担当者が面接の対策を指導してくれます。しかしそれはあくまでも練習に過ぎません。いくら練習をたくさんしたとしても本番では上がってしまい、アピールできずに終わってしまうこともよくあります。模擬面接を積み重ねるだけでなく、本番の面接の経験も積み重ねることによって面接慣れするので、本命の企業の面接を受ける時に役立ちます。
合同就職面接会になればまだマシな企業がある
ミニ面接会は企業数が少ないので、あまりおすすめできませんが、合同就職面接会になれば、まだマシな企業が参加するので、行った方が良いです。
人生の岐路に立っている職歴なしの人はチャンス
大学を卒業して職歴の無い人は選考さえしてもらえないことも多いです。就職面接会は書類選考なしで面接をしてくれるのでチャンスです。そこで希望する企業でなくてもうまく就職できれば、3年ほど勤めて自分の希望する業種へ転職すれば良いのです。
ハローワークの就職面接会で目ぼしい企業が無かったら
ハローワークの就職面接会に参加する企業はハローワークや労働局のイベント情報ページから確認できるのですが、もしそこで目ぼしい企業が無ければ、他の手段で求人を探した方が良いです。
既卒者であれば就職エージェントを利用すれば、書類選考なしで面接をしてれる企業の求人を紹介してくれるところがあります。
また、自分で企業を開拓して応募するという単純明快な手段もあります。意外なことにこの方法を取ろうとする人はあまりいないのが現状です。だからこそ、ライバルもいないので、自分が応募すれば採用される確率も上がります。
より良い企業に勤めたいという人がほとんどなので、ハローワークで募集をしている企業ではなく、検索エンジンで検索して、企業Webサイトはあるけど採用情報は無い企業に問い合わせをして、了解がもらえれば応募するという形です。
既卒者であれば転職サイトを利用して、完全な経験者採用の求人に問い合わせをして、了解がもらえれれば応募しましょう。
意外に応募してもいいですよという企業があるので、やってみる価値はあります。
まとめ
ハローワークの就職面接会が書類選考なしなのは上手く人材確保が出来ていないからです。そのため、そのような企業に応募する方が採用される確率は高いです。
しかし、問題点が3つあります。
- 自分の希望する業種・職種の企業が無い
- ブラック企業の可能性もある
- 地域によって選択肢に差がある
それでも就職面接会に参加した方が良い理由も3つあります。
- 面接の練習になる
- 合同就職面接会になればまだマシな企業がある
- 人生の岐路に立っている職歴なしの人はチャンス
どうしても応募したい企業が無い人は就職エージェントや直接企業を開拓するなど他の手段で求人を探して応募しましょう。
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