ハローワーク利用のメリット
ハローワークを利用するとどんなメリットがあるのかを以下にまとめました。
- 地元就職・UIJターン就職に強い
- 職歴がある人は就職しやすい
- 求人量が豊富
- 各種セミナー・職業訓練あり
- 合否判定は必ず通知される
地元就職、U・I・Jターン転職・就職に強い
各都道府県にハローワークはあります。求人掲載にお金はかからないので、採用にあまりお金をかけられない地元の中小・零細企業がたくさん求人募集をしています。
そのため、地元就職に強いです。また、UIJターン就職にも強いです。
職歴がある人は就職しやすい
転職サイトや転職エージェントを利用する人はハローワークを利用することはないので、そういったレベルの職歴のある人がハローワークを利用すると、就職がしやすいです。その理由は以下の通りです。
- ハローワークから応募してくる求職者は、求める人材からはほど遠いから
とにかく、ハローワークには経験のある人が少ない。
例えば、応募者が5人いたら、経験者は1人で、残りの4人は未経験者ばかりです。
当然企業は、経験のある人が欲しいですから、経験者を採用します。
だから、きちんとした職歴のある人は、就職・転職がしやすいんですね。
求人量が豊富
インターネット上からも検索ができますが、ハローワークに行って検索してみると分かります。とにかく求人量が半端ないです。
どれくらいの量かというと、厚生労働省の一般職業紹介状況についてによれば、平成31年1月の新規求人数は1,058,693件あり、年間ベースでは約1,200万件あります。
これだけの求人量があれば面接の練習にも持って来いです。面接慣れしてこのままハローワークで決まればそれでいいですし、転職サイトや転職エージェントを利用して決まってもいいです。
求人量が豊富ということはこのような利点もあるのです。
各種セミナー・職業訓練あり
詳しくはデメリットのところで書きますが、職業相談員に選考対策のアドバイスを期待してはいけません。あくまでも職員であって、転職エージェントのような転職のプロではないからです。
そのため、応募書類の作成とか面接に不安のある人はハローワークで対策セミナーが定期的に開催されているので参加しましょう。また、経験に不安のある人は職業訓練があるので申込みましょう。
合否判定は必ず通知される
企業ホームページからのエントリーや郵送での直接応募だと合否判定が通知されないということがありますが、ハローワークの場合は必ず通知されます。
もし連絡が遅くなっている場合は、職業相談員の方が確認してくれるので心配は入りません。
ハローワーク利用のデメリット
ハローワークを利用するとどんなデメリットがあるのかを以下にまとめました。
- 職業相談員の質がまばら
- 募集要項と実際の条件が異なることがある
- 新卒応援ハローワークの利用限度は卒業後3年程度まで
- 大手企業の求人はほぼない
職業相談員の質がまばら
職業相談員の人が以前に民間の転職エージェントに勤めていたことがある人であればいいのですが、そうでない場合にはカウンセリングが得意な人・そうでない人の差があるので、当たり外れがあります。
就職や転職のノウハウの相談に関しては、窓口の職業相談員に相談するのではなく、新卒応援ハローワークやわかものハローワークの専任のコーディネーターに相談するのがベストです。
応募書類の書き方、模擬面接など、しっかりサポートしてくれるので、おすすめです。
募集要項と実際の条件が異なることがある
求人量が多いということは求人の質もまばらです。具体的には求人の募集要項と実際の就業条件が異なることがあります。
募集をかけていた企業と実際の雇用先企業が異なっていたり、職種・待遇面が違っていることもあります。
そういった悪質な求人をハローワークも排除するように努めていますが、企業の方も上手くすり抜けて募集していることがあるので、気をつけましょう。
もし仮に、そういった求人に応募して、被害を受けた場合は、ハローワークに申し出ましょう。
新卒応援ハローワークの利用限度は卒業後3年程度まで
もし、あなたが新卒扱いである卒業後3年程度を過ぎてしまった場合でも落ち込む必要はありません。
45歳以下を対象にした、わかものハローワーク(ヤングハローワーク)があるので、そちらでサポートしてくれます。
新卒の求人には応募できませんが、選考のアドバイスは、新卒応援ハローワークと全く同じものが受けられます。
大手企業の求人はほぼない
残念ながら、ハローワークには大手企業の求人はほぼないと思ってください。
私も実際に、利用したことがありますが、大手企業の求人は、見当たりませんでした。
中小企業・零細企業の求人がほとんどなので、その中から良い求人を見つけるしかありません。
しかも、求人票だけではホワイト企業なのか、ブラック企業なのか見分けがつきにくいので、企業ホームページ、SNS、口コミサイトなどあらゆる手を使って、裏取りをしておくことをおすすめします。
まとめ
ハローワーク利用のメリットは次の通りです。
- 地元就職・UIJターン就職に強い
- 職歴がある人は就職しやすい
- 求人量が豊富
- 各種セミナー・職業訓練あり
- 合否判定は必ず通知される
ハローワーク利用のデメリットは次の通りです。
- 職業相談員の質がまばら
- 募集要項と実際の条件が異なることがある
- 新卒応援ハローワークの利用限度は卒業後3年程度まで
- 大手企業の求人はほぼない
これらのメリット・デメリットを頭の中に入れて賢くハローワークを利用すれば、あなたの転職・就職は成功します。
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