ハローワークでマシな企業の求人を探したい時に見るべきポイント

休日面

1つ目の見るべきポイントは休日面です。その中でも、次の2つのポイントを確認しておきましょう。

 

  • 完全週休2日制かどうか
  • 年間休日日数が120日以上かどうか

 

完全週休2日制かどうか

毎週2日休みで、祝祭日も休みになる会社を選びましょう。週休2日制だとひと月の間にどこかの週で2日の休みがあればよいということになってしまうので、注意が必要です。

 

年間休日日数が120日以上かどうか

土曜日、日曜日、祝祭日と夏・冬の休暇の総数を計算すれば120日以上になるので、土・日・祝が必ず休みになる会社を選びましょう。

 

待遇面

2つ目の見るべきポイントは待遇面です。その中でも、次の5つのポイントを確認しておきましょう。

 

  • 下限の月給が比較的高いかどうか
  • 基本給がいくらか
  • 賞与があるのかどうか
  • 手当てがあるのかどうか
  • 退職金制度があるのかどうか

 

下限の月給が比較的高いかどうか

求人票に記載されている月給に上限と下限がある場合には、下限の月給になることが多いです。そのため、下限の月給が高いにこしたことはありません。

 

基本給がいくらか

月給が30万円と書いてあると、良さそうに見えますが、実際は手当が色々付いて、基本給が20万円を割るということがよくあります。賞与は基本給を元に算出されるので、基本給が低いと年収もその分低くなります。

 

賞与があるのかどうか

今は年俸制の会社も増えてきているので、賞与という概念も薄れてきていますが、月給制の会社の場合、何ヶ月分あるのかを確認しておきましょう。

 

手当てがあるのかどうか

一般的な手当ては通勤手当です。実は通勤手当がない会社もあります。そんな会社は要注意です。最近は手当てが減らされてきているので期待はできませんが、住宅手当や家族手当があれば良いですね。あと当然ですが、残業手当も全額支給であればベストです。

 

退職金制度があるのかどうか

ベンチャー企業や零細企業では退職金制度がない会社も多いです。だから、退職金制度があるというのはプラス要素です。

 

勤務面

3つ目の見るべきポイントは勤務面です。その中でも、次の5つのポイントを確認しておきましょう。

 

  • 勤務スタイルを確認する
  • ベストは定時で終わる会社
  • フレックス制の会社に注意
  • みなし残業制の会社に要注意
  • 裁量労働制の会社に注意

 

勤務スタイルを確認する

なぜ勤務スタイルを確認するのかというと、定時で終わるのか、フレックス制なのか、みなし残業制なのか、裁量労働制なのかによって、残業が発生しやすいのかが分かるからです。

 

ベストは定時で終わる会社

定時で終わる会社、つまり、残業があった場合には手当てが全額支給される会社を選ぶことが出来ればベストです。しかし、求人票には必ずしも定時で終わるとは書かれていません。そこで、残業代全額支給と書かれているか注目しましょう。

 

ただしこれも、残業代支給としか書かれていないことがあるので、その時は相談員を通じて、残業がどれくらいあるのかを聞いてもらいましょう。

 

フレックス制の会社に注意

フレックス制というのは始業時間に合わせて就業時間も終わる働き方なのですが、生産効率が低下するというデメリットが存在します。つまり、過重労働になるおそれもあるので注意が必要です。

 

みなし残業制の会社に要注意

様々な勤務スタイルの中で、みなし残業制は要注意の働き方です。一定時間働いたとみなして事前にみなし残業手当として支給するのですが、そのみなし残業時間分は残業がある会社が多いのです。それが、深夜残業代が支給される手前までの時間を見なし残業時間としている会社もあり、要注意です。

 

しかも、月給20万円でみなし残業代が6.5万円だとすると基本給は13.5万円です。そうするとボーナスも基本給が基準となるため、年収総額が残業代を通常支給される場合よりも低くなってしまうのです。この収入面という点でも要注意です。

 

裁量労働制の会社に注意

裁量労働制は専門業務型、企画業務型の2種類があります。何れもみなし労働時間というのがあり、働いた時間がみなし労働時間よりも少なければ得しますが、多ければ損します。

 

また、営業職はこの裁量労働制の適用対象外職種ですが、企画業務型の適用者に営業をさせていて問題になったこともありました。そのため、裁量労働労働制の会社には注意です。

 

企業Webサイト・SNS

求人票だけではマシな企業なのか判断できません。その判断をするための材料の一つが企業Webサイト・SNSです。

 

まず見るべき箇所は企業理念です。その会社がどのような理念を持って経営活動をしているのかが分かります。ただし、全ての会社が企業理念をWebサイトに書いているとは限らないので注意が必要です。

 

次に見るべき箇所は採用情報です。企業Webサイトを通じても募集をしている可能性は大いにあるので、注目する必要があります。具体的には採用情報の中の社員の声があればそこに注目してください。会社の社風であったり、仕事の内容が分かります。

 

そして企業Webサイト以外に見るべき箇所もあります。それはSNSです。企業もフェイスブック、ツイッター、ブログなどを運用している可能性があるので、そこから情報を得ます。

 

口コミ・評判

インターネットで得られる情報としては、企業Webサイト以外では、検索すると出てくる口コミ・評判です。特に転職の口コミサイトはマシな企業なのかを判断する材料の一つになります。

 

転職の口コミサイトで有名なのは、転職会議、キャリコネ、Vorkersです。

 

転職会議はリブセンスが運営していて、会員数は500万人以上、登録口コミ企業数は60万件以上あり、会社への評価・年収・残業時間など情報以外にも、10万件以上の求人情報を提供しています。

 

キャリコネはグローバルウェイが運営していて、62万件以上の登録口コミ企業数があり、年収情報や面接体験情報などを知ることができます。

 

Vorkersはヴォーカーズが運営していて、登録ユーザーは260万人、社員クチコミ・評価スコアは約730万件あり、8つの評価スコアと8つのカテゴリから情報を得ることができます。また、9万件の求人情報も提供しています。

 

ここで注意したいことが2つあります。

 

1つは口コミの内容が他の口コミと似ている、つまり、年収が少ないという口コミが多ければ、その企業は年収が低いという判断ができます。同じようにして他の知りたい情報を集めましょう。

 

もう1つは口コミサイトに口コミが載っていない可能性があることです。特にハローワークで募集をしている企業は世間的に知られた企業は少ないので、その可能性が十分にあるということを頭に入れておきましょう。

 

まとめ

ハローワークでマシな企業を探す時に見るべきポイントは次の5つがあります。

 

  • 休日面
  • 待遇面
  • 勤務面
  • 企業Webサイト・SNS
  • 口コミ・評判サイト

 

この5つのポイントから総合的に判断して、ハローワークで募集している求人の企業がマシなのかを判断しましょう。

 

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