ハローワーク以外の公的就職支援サービスを利用するならジョブカフェを利用しよう

ジョブカフェを利用すべき理由

都道府県が設置する若者向けの就職支援施設がジョブカフェと呼ばれています。地域ごとに名称が異なり、東京しごとセンターのようにジョブカフェという名称が使われていないところもあります。

 

具体的にどのような施設なのかというと、簡単に言えば、都道府県が運営するハローワークです。専任の担当者がキャリアの相談から履歴書、エントリーシート、職務経歴書などの応募書類の書き方、面接対策の指導、求人紹介、心理カウンセリングなど就職・転職に関する相談を一手に引き受けてアドバイスしくれます。

 

ハローワークを通常の利用の仕方をすると、求人を探して相談員の人に会社とのやり取りをお願いして、応募・面接という流れですが、ジョブカフェの場合は選考の対策サポートがあるので、その分就職できる確率が高まります。

 

そのため、個人で求人サイトやセミナーを利用して就職活動をしている人でうまくいっていない人は、ジョブカフェを一度利用してみると良いでしょう。

 

ジョブカフェの注意点・問題点

ジョブカフェの利用にあたっては注意すべき点もあります。

 

  • 新卒応援ハローワーク、わかものハローワークと一体化している施設もある
  • 地域間格差がある
  • 相性の合わない専門の相談員もいる

 

新卒応援ハローワーク、わかものハローワークと一体化している施設もある

東京しごとセンターのように完全に独立した就職支援施設を運営しているところもあれば、ヤング・ジョブ・あいちのように1つの部屋に、愛知新卒応援ハローワーク、愛知わかものハローワーク、あいち若者職業支援センター3つのゾーンがあるところもあります。

 

地域間格差がある

地域間格差があることは止むを得ないのですが、やはり求人が最も多いのは東京です。東京しごとセンターは年代別に分けてハローワークのような就職サポートをしているだけでなく、外部の人材サービス会社に委託をして職場実習付きの就職支援サービスも運営しています。

 

相性の合わない専門の相談員もいる

ハローワークでも相性の合わない相談員がいて、ジョブカフェに変えたけど、こっちにも相性の合わない人がいるということは十分にありえます。

 

ジョブカフェで相談した方が良いです

最終的には求人サイトやセミナー経由で就職活動を決めたいけど、書類選考や面接によく落ちるので、選考対策の部分だけどうにかしたいという時にジョブカフェを利用するのは得策です。

 

民間のサービスでも、応募書類の書き方や面接の受け方を行っているところがありますが、有料なので、お金をあまりかけたくないという人には向いていません。(就職後の生涯賃金を考えれば大した金額ではないので利用した方が良い)

 

その点ジョブカフェは無料でキャリアの相談に乗ってもらったり、応募書類の書き方、面接の受け方の指導をしてもらえるので、ぜひ利用すべきです。

 

特に東京しごとセンターは職場実習付きのプログラムもあるので、働くことに不安のある人、経験・スキルに自信のない人におすすめです。

 

東京しごとセンターとは

東京都(公益財団法人東京しごと財団)が運営するジョブカフェである東京しごとセンターは年代別・目的別の就職・転職支援が充実しています。その内容は以下の5つです。

 

  • ヤングコーナー(29歳以下)
  • ミドルコーナー(30〜54歳)
  • シニアコーナ―(55歳以上)
  • 女性仕事応援テラス(女性再就職支援)
  • 非正規から正社員を目指す方

 

ヤングコーナー

29歳以下を対象にした就職支援コーナーです。キャリアカウンセリングはもちろんのこと、10名の仲間とともに行うグループワークと個別カウンセリングを行う「就よび!」や、社会人基礎力セミナー、職種別セミナー、企業見学を行う「就職力up!」、若者正社員チャレンジ事業、就活ベーシックセミナー、就活実践力アップセミナー、社会人基礎力セミナーコースなど盛りだくさんのサポートがあります。

 

ミドルコーナー

30〜54歳を対象にした就職支援コーナーです。キャリアカウンセリングはもちろんのこと、就活エクスプレス、Jobトライ、東京しごと塾、求職活動支援セミナー、能力開発コース、短期集中プログラム、就活ギアチェンジセミナー、【在職中の方対象】土曜日セミナー、キャリアチェンジ支援プログラムなど盛りだくさんのサポートがあります。

 

シニアコーナー

55歳以上を対象にした就職支援コーナーです。キャリアカウンセリングはもちろんのこと、55歳以上の方のための就職支援講習、シニア中小企業サポート人材プログラム、しごとチャレンジ65、再就職支援セミナー、就業支援総合セミナー、はじめてのNPO・コミュニティビジネス(シニアの社会参加サポートプログラム)、シニア生涯ワーキングセミナーなど盛りだくさんのサポートがあります。

 

女性しごと応援テラス

女性の再就職を支援するコーナーです。キャリアカウンセリングはもちろんのこと、女性のための再就職支援セミナー、女性再就職プログラム拠点型・地域型、子育て女性向けセミナー、はなさきカフェ、企業説明会等のイベント、託児サービスなど盛りだくさんのサポートがあります。

 

中でもメインのサービスが女性再就職プログラム拠点型・地域型です。地域型は再就職はじめの一歩コース、拠点型は再就職専門スキルコースと呼ばれています。

 

対象者は限定されていて、年齢がサービス開始時点で54歳以下で、全日程参加できる人、パソコンの基本操作ができる人、結婚・出産・育児・介護などの理由で離職していて再就職を希望している人です。

 

再就職はじめの一歩コース

5日間の託児サービス付き短期集中コースで、自己理解、仕事理解、パソコン講座、就職活動の計画立てのカリキュラムになっています。

 

結婚を機に退職して長く働いておらず、ブランクが気になっている人や、PCスキルに不安を抱えている人などに向いています。

 

再就職専門スキルコース

12日間の託児サービス付きスキル習得コースで、事務、人事・給与計算、経理、医療事務の4職種から専門スキルを身に付けます。

 

カリキュラムは、再就職の準備と自己理解、仕事理解、選択したコースの専門知識・パソコン講座、プログラム卒業生と企業の採用担当者との交流、実際の職場での仕事体験、就職活動の計画立てで構成されています。

 

非正規から正社員を目指す方

非正規から正社員を目指す方のサポートはさらに4つに分かれています。

 

  • 若者正社員チャレンジ事業
  • 就活エクスプレス
  • Jobトライ
  • 東京しごと塾

 

若者正社員チャレンジ事業

約20日間の企業内実習と就職支援がセットになったサービスです。人材サービス会社のアデコとパーソルテンプスタッフが東京しごと財団から委託を受けて運営しています。

 

対象者は限定されています。年齢は29歳以下で、働いたことが無い人、または非正規経験しかない人、または直近2年以内の正社員歴が1年未満の人の何れかです。

 

事前に100社以上の受け入れ企業の中から、合同企業説明会で実習先を選び、実習前セミナーを受けてから企業内実習を行います。

 

実習修了後は改めて企業に応募して採用という流れです。サービス全般で専任担当スタッフがサポートしてくれます。

 

就活エクスプレス

5日間のプログラムと3ヶ月の就職支援がセットになったサービスです。人材サービス会社のパソナが東京しごと財団から委託を受けて運営しています。

 

対象者は限定されています。年齢は30〜44歳、非正規雇用歴があり、正社員や自営業者として働いていない正社員志望の人です。

 

5日間のプログラムは2コースがあります。適職探索コースと就活実践コースです。コース終了後には、3ヶ月間ジョブコーディネーターの応募支援があります。

 

それとは別に、月一で書類選考なしの合同面接会やフォローアップ講座が開催されているので参加しましょう。

 

Jobトライ

職場実習(インターンシップ)を通じて正社員就職を支援するサービスです。人材サービス会社のパソナが東京しごと財団から委託を受けて運営しています。

 

対象者は限定されています。年齢は30〜44歳、応募時に正社員ではなく、職場実習を通じて正社員就職したい人です。

 

15〜20日間の職場実習の前にスタートアップセミナー、月一の交流会や個別の企業マッチング、実習前セミナーが行われます。

 

スタートアップセミナーでは自己分析や自己PR方法を学びます。月一の交流会や個別による企業マッチングでは職場実習先を見つけます。実習前セミナーではビジネスマナーなどを学びます。

 

職場実習終了後のジョブリーダーによるサポートは5ヶ月間あります。選考対策を指導してもらって求人応募するのもありですし、職場実習先と縁があれば就職するのもありです。

 

東京しごと塾

Jobトライと同様の職務実習型の就職支援サービスです。人材サービス会社のパソナとパーソルテンプスタッフが東京しごと財団から委託を受けて運営しています。

 

対象者は限定されています。年齢は30〜44歳、直近1年間の正社員歴が1年未満で、非正規雇用から正社員を目指している人です。

 

東京しごと塾は約2ヶ月間の職務実習があるので、Jobトライよりも実践的なスキルが身に付きます。サービスの内容は求人広告の作成をチームで行うもので、様々な業界を知ることができます。

 

まとめ

ジョブカフェを利用すべき理由は、新卒応援ハローワークやわかものハローワークで行っているような就活支援が受けられるからです。

 

ただし次のような注意点もあります。

 

  • 新卒応援ハローワーク、わかものハローワークと一体化している施設もある
  • 地域間格差がある
  • 相性の合わない専門の相談員もいる

 

しかし、就活支援があった方が就職・転職の確率が上がるので、やはり、ジョブカフェは利用した方が良いです。特に、東京都のジョブカフェである東京しごとセンターは独自のサポートが充実しているのでおすすめです。

 

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