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30代・40代がわかものハローワークを利用すべき理由
えっ?普通にハローワークを利用すればいいんじゃないの?と思う人が多いですが、それは違います。通常のハローワークは自分で求人を探して、職業相談員に応募の手続きをしてもらうという流れなので、具体的な就職・転職支援があるわけではありません。
しかし、ハローワークには民間の人材サービス会社のような就職・転職支援機能があり、新卒応援ハローワーク、わかものハローワークと呼ばれています。
新卒応援ハローワークは新卒者から卒業後3年以内の人をサポートしています。また、わかものハローワークは卒業後3年以降の20代から40代半ば(地域によって対象年齢は異なる)の人をサポートしています。
自分で応募するのと就職・転職支援してもらって応募するのとでは、支援してもらう方が就職・転職の確率が高いです。しかも、30代・40代になるほど就職・転職がしにくくなるので、わかものハローワークにサポートしてもらった方が良いのです。
わかものハローワークの注意した方がよい点
わかものハローワークを利用するにあたっては、注意すべき点が3つあります。
- 全都道府県にあるわけではない
- 有名企業、大企業の求人は少ない
- 求人募集している企業がホワイトとは限らない
全都道府県にあるわけではない
わかものハローワーク自体は全国に28箇所しかありません。しかし、わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口という名称でサポートを行っているハローワークもあるので、トータルすると全国にあります。ただし、わかものハローワークで提供されているサービス内容がそのまま、わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口で提供されているとは限りません。
有名企業、大企業の求人は少ない
日本の企業の約8割が中小企業であるように、ハローワークに寄せられる求人も中小企業が多いです。これは企業がハローワークを利用するのにお金がかからないからです。転職サイトや転職エージェントを利用するとお金がかかりますが、中小企業には採用にかけられるお金のないところも多いのです。
求人募集している企業がホワイトとは限らない
正社員や未経験者の採用意欲がある企業の求人が多いですが、その全てがホワイト企業とは限りません。民間の就職・転職エージェントではブラック企業を紹介すると悪い評判が立ち、ビジネスに影響が出るので、ブラック要素のある企業はお断りしたりしますが、わかものハローワークは公共サービスで、経営に影響が出るわけではないので、ブラック企業が紛れ込んでいる可能性はあります。
総合的に考えてわかものハローワークはベスト
注意点を踏まえても、わかものハローワークを利用することは総合的に考えてベストです。その理由は次の通りです。
- 就職支援ナビゲーターがサポートしてくれる
- 前職に関わらず就職が決まった人の85%は正社員
- 就活力がアップするセミナーを開催
就職支援ナビゲーターがサポートしてくれる
わかものハローワークを利用すると、あなたに担当者が付きます。その人は就職支援ナビゲーターと呼ばれるのですが、企業の人事労務管理経験者やキャリアコンサルティングの有資格者などを採用しているため、どんな人を企業は望んでいて、どんな風に自分をアピールすれば良いのかを指導してくれます。
前職に関わらず就職が決まった人の85%は正社員
わかものハローワークには正社員採用や未経験者応募可の求人が多数寄せられています。そのため、就職者の85%は正社員として採用されています。自分で求人を探すとなると雇用形態に妥協をしなければならないこともあるのですが、正社員を目指すのであれば、わかものハローワークを利用すべきです。
就活力がアップするセミナーを開催
セミナーはグループワークを取り入れた形で行われるためコミュニケーション力をつけることができ、内容も自己分析、イメージアップ、模擬面接など選考に必要なテーマなので就活力が総合的にアップします。
全国28箇所に拠点あり
わかものハローワークの拠点は全国28箇所にあります。拠点が無いところに関しては、わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口の名称でサポートを行っています。
わかものハローワーク以外でおすすめの就活サービス<東京限定>
わかものハローワーク以外で30代・40代のキャリアに乏しい人をサポートしている就活サービスがあります。それは公益財団法人東京しごと財団が運営する東京しごとセンターと外部に委託運営している就活エクスプレス、東京しごと塾です。
東京しごとセンター
東京しごとセンターでは29歳以下向けのヤングコーナー、30〜54歳向けのミドルコーナー、55歳以上向けのシニアコーナー、女性再就職支援、非正規から正社員を目指す方向けのサービスを運営しています。
30代・40代であれば東京しごとセンターミドルコーナーが対象になりますが、サービス内容としては、わかものハローワークの東京都版という感じです。カウンセリング、セミナー・合同説明会、求人情報の提供をワンセットで行っています。
就活エクスプレス
東京しごと財団がパソナに委託して運営している短期集中型の就職支援サービスです。
適職探索コース、就活実践コースの2コースがあり、5日間で完結します。その後はジョブコーディネーターによる3ヶ月間の応募支援と書類選考なしの月一合同面接会、フォローアップ講座があります。
対象は30〜44歳の非正規雇用歴のある人で、正社員在職中や自営業者を除いた正社員志望の人です。
Jobトライ
東京しごと財団がパソナに委託して運営しているインターンシップ型正社員就職支援プログラムです。
スタートアップセミナーで自己分析や自己PR方法を学び、月一の交流会や個別による企業マッチングで職場実習先を見つけ、実習前セミナーでビジネスマナーなどを学び、15〜20日間の職場実習を行います。
そのまま実習先で就職するのもありですし、サポートは5ヶ月間あるので、ジョブリーダーのサポートを受けて選考対策をし他の業に応募するのもありです。
対象者は30〜44歳で応募時に正社員として働いておらず、インターンを通じて正社員就職したい人です。
東京しごと塾
東京しごと財団がパソナとパーソルテンプスタッフに委託して運営している職務実習型の就職支援プログラムです。
Jobトライと違うのは職務実習の期間です。Jobトライは15〜20日間なのに対して、東京しごと塾は約2ヶ月間です。内容は求人広告の作成をチームで行うもので、実践的なスキルが身に付きます。
職務実習中は個別支援や選考対策などの就活支援、合同説明会・職場訪問も行われ、実習後も3か月間はサポートが行われます。
対象者は30〜44歳で直近1年間の正社員歴が1年を超えておらず、開講時点で正社員として働いておらず、正社員を目指している人です。
まとめ
30代・40代がわかものハローワークを利用すべき理由は個人で就職活動をするよりもサポートしてもらった方が就職の確率が高いからです。
具体的には、次のメリットがあります。
- 就職支援ナビゲーターがサポートしてくれる
- 前職に関わらず就職が決まった人の85%は正社員
- 就活力がアップするセミナーを開催
また、
- 全都道府県にあるわけではない(28箇所、わかもの支援コーナーやわかもの支援窓口を含めれば全都道府県にあり)
- 有名企業、大企業の求人は少ない
- 求人募集している企業がホワイトとは限らない
というデメリットもありますが、総合的に考えれば利用した方がお得です。
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